【ペーパーマリオ オリガミキング】あくるめくるのストーリー感想【プレイ日記エンディングまで】
あくるめくるです。
オリガミのオリガミによるオリガミのためのRPGでした。
初回
以下、エンディングまでのネタバレを含みます。主にストーリーについて書きたいところの感想を書いてます。
- キノピサンドリア
- ヤケスナ砂漠
- キノピチュいせき
- オリガミたちの起源
- ウナバラタワー
- 天空スパーランド
- ジャングルおんせん
- ヒミツおんせん
- クッパ城
- ピーチ城
- オリガミ城
- エンディング
- エンディングを迎えて感想!
キノピサンドリア
文化の大渋滞。かなり楽しい街でした。
あこぎな商売このやろう。「フフッ」ですべて許した。愛せるなこいつ。
ヤケスナ砂漠
古代人の趣味。
うすうす感づいてはいましたが意外とマリオノリがいい。なんか流れに逆らわないよね……主人公の資質に溢れてる。
さすが砂漠、謎解き要素に溢れていましたが、カミさまの力を何度も使うときにオリビアが「これからわたしの見せ場だけどスキップしちゃいます?」って言うのメタかわいかったです。オリビア見せ場だと思ってるのね。
キノピチュいせき
またなんか文化混ざってるな!!
鮮やかにホラー要素。
今回に関してはお墓なのでホラー要素ありきみたいなところありますが、お墓のホラーと違わないか?!お墓がむしろ怖くない。
ホラー要素なのに浮かれればOKの世界。胆力やばいな??
今回の下手人、パンチ。
ワガママでノリノリの気のいいやつだったので、キャラとしてとても好きでした。おまえの好みの曲わからねえよ。
文房具、なんだか悪いやつじゃないので憎めないみんな。爆散しているのを見るに帰らぬ文房具になっていると思うんですが、和解したい……。
オリガミたちの起源
大海原を冒険していたらとんでもない事実を突きつけられました。
オリガミに折られてまたオリガミ、の流れ、永久機関?
兄上に折られたなら兄上は父上なのでは?と思ったのですが、
最初からオリガミの玉座が二人分あったので、きっとそういう「設定」がすでにあったのかなと。造物主が兄弟と言えば兄弟になるんでしょうね……。
さらっと語られましたが「いのち折り」とんでもないな?!
お祭りの目玉にいのちを宿らせる世界。
ウナバラタワー
見た目的にはホラー要素が薄いものの地獄のギザギザを使ってくる。
テープで回転を止められるのがつらい。
天空スパーランド
急に極楽へ。クッパぐんだんが働かされているので善行を積んだ人間限定の楽園か……。
ジャングルおんせん
ストレートなホラー枠が来ました。ふつうにめちゃくちゃ死にました。
一撃死が多い世界。一寸先は闇。
ヒミツおんせん
いや。いやいやいやいや?なんかいろいろ混ざってましたねこのクイズ??
MCヘイホー「ピンクのネクタイかわいいね」とか紹介されてましたがそういう問題じゃない。
トンチキなわりにお題がシビアでかなり苦戦しました。ギリギリの戦い。
クッパ城
オリガミキングちょいちょい敵も味方も浮かれていて迂闊なの愛せる。
クッパ城の宴会、オリガミと当たると普通に戦闘になるのですが、クッパぐんだんも戦ってくれていて、そして
踏めます。ごめん。
単純にこのクルクルするやつが苦手なのですが、敵と一緒に列を並べたりすると「いやな予感」と言ったり、踏むと「あしのうらがなつかしい」と言ったり……すまねえ!!!!小ネタがこまやか。
息をするようにホラー要素を。
作り手の半分は怖がらせたい気持ちでできているのでは????と思うほどホラー要素を入れずにはいられない性分。
小さい頃、今ではなんということのないゲームの演出がめちゃくちゃ怖かったりしましたが、このゲームを純朴にやった子どもの感想が聞きたい。とても気になる。
ホラー枠がとどまるところを知らない。
狂ったキャラではなく遊び半分なキャラクター性なのがこわい。
文房具の中でも相当切れている。残忍さではいちばんかもしれない。
ピーチ城
ピーチ城の鍵、オリビアの「まっすぐ前だけを見てひっしにさがしてくれましたわ…」が心の底からの労りでもあり皮肉も効いているのでふふ、てなりました。こういうウィットの効いたセリフがオリガミキングには多い気がします。
オリガミ城
ラストダンジョンの佇まい。なのでもちろん
ホラー要素があります。
敷き詰められているのは、子どものときよく作る、指を入れて遊ぶやつですね。
あれで相当遊んだ思い出がありますが、それを恐怖の演出に使うなんて……。
ラスダンの中ボスはホッチキスでした。シンプルに怖い文房具。
叩いていればわりとなんとかなった印象です。そういうとこさすがホッチキス。
千羽ヅルのシーン震えました。
絵的にとても不気味で迫力がありますし、オリガミとしての極致として納得ができ、そして予想もつかなかったです。
オリガミを食いつぶしていた上記のアレもそうですが、本来ポジティブな要素を用いてラストに耐えうる怖さを演出するのが上手~~!!!!
折り紙相撲の演出も意外性があってめちゃめちゃ好きでした。
攻略的にはいちばんの鬼門。これまでのバトルでいちばん苦戦したのではないでしょうか。携帯機でプレイしていると、ジャイロっている間必死なので、台詞を読む動体視力が試されます。
やっぱりラスボスには2回変身して欲しいよね!!!!!
オリビアちゃんがハンマー(物理)で目を覚まさせるの、オリビアちゃんの勢いで行く感じバツグンで良かったです。
ラスボス戦は全体的にイベントバトルの印象が強かったです。装備を本気で準備したのですが、オリガミキングは道々手に入れる武器で足りますね!!でんせつの武器が装備欄でたくさん輝いている。
エンディング
開催予定だったオリガミ祭り!!!!
最後はきっとオリガミ祭りをしてくれると思っていましたが、みんなオリガミにまあまあひどい目に遭った後なのにタフ。その気概いいぞ。
終わり方を見るに、オリガミへ恐怖よりも感謝を思っている優しい世界でした。
エンディングを迎えて感想!
楽しかった~~~~!!!!!
プレイ時間はだいたい35時間。手裏剣しまくったり、大海原でわりと迷子になったりしたので、寄り道込みです。
今作は、とにかくオリガミについて考えつくした作品だと感じました。
ギャラリーで設定画を見ることができますが、そこには実際オリガミを折って試している写真もあり、確かに折ってみなければわからないかと!
文房具と戦うことについてずっと謎だったのですが、後半になり、もしかしてオリガミやペラペラたち「紙」にとって脅威となる存在だからかな、と思い至りました。
普段生活している目線だと便利な道具、という認識があるので、そう思うまで時間がかかりました。この演出は鮮やかでした。
「オリガミなら」と考えつくしたギミックが各所にあり、そこが本当に面白かったです。千羽ヅルほんとうに息をのみました。
オリガミ以外だと、台詞がウィットに富んでいて、楽しい旅路でした。
けっこう皮肉が効いているんですが、貶めている感じではないので心地いいノリ。
オリビアが明るいおかげで、旅が華やかでした。
「オリガミに感謝をこめて…ありがとう!」